応援規制で新鮮な雰囲気。勝ち点1で満足してはいけない
スタッツからも終始神戸が試合を支配。横浜FCの決定的チャンスは2回ぐらい。
その1回目でやられた。なんとか追いついたことは評価できる。強くなった証。
結果
得点
横浜:(24')瀬古 樹、 神戸:(74')古橋 亨梧
スタッツ
V神戸 | 横浜FC | |
66% | ボール支配 | 34% |
14 | シュート | 4 |
6 | 枠内シュート | 2 |
114.8km | 走行距離 | 120.7km |
181 | スプリント | 142 |
787(87%) | パス(成功率) | 350(73%) |
0 | GK | 9 |
8 | CK | 0 |
1 | オフサイド | 0 |
観客数:25,059人 @ノエビアスタジアム神戸
今回の感想
・ハイブリッド芝に慣れていない横浜FCの選手が、ピッチに滑るシーンが度々見られた。地の利が出た。
・コロナウィルス対策として、鳴り物無しの規制がかかった応援。
いつも違う雰囲気で新鮮。ヨーロッパサッカーを観ているような感じが少しした。
絶えずチャント歌い続けるのでなくて、自然と歓声や手拍子が出たり、
サポーター席以外からも自然と選手名などが連呼される雰囲気の方が個人的には好き。
後半は痺れをきらした一部の横浜FCサポーターから歌を歌い出したようですね。
やっぱりコアなサポーターはチャントを歌いにスタジアムに来ているのですね。
・大崎レオがボールを持つと常に横浜FC側からブーイングされるのには、うんざりした。
同じく神戸も一時期、当時の播戸竜二選手にブーイングを浴びせていたが、
J2に落ちた神戸を ”自分の責任” とコメントしたにもかかわらず、G大阪に移籍し、裏切ったという思いがあったから。
今回の大崎選手へのブーイングは意味が分からない。何かやらかしたのか。
大崎選手は試合後に横浜FC側に挨拶にいき、拍手をもらっていたので、一部のサポーターにみによるブーイングと判断。
当時の播戸選手は一度も神戸側には挨拶には来なかったと思う。
・イニエスタのプレーは圧巻
1対1での勝負に勝ってこそ大きなチャンスが生まれることを、改めて教えてくれた。
なんとも表現し難い スピードではなく、常に相手の重心の逆をつくドリブルで、スルスルとかわしていくプレーは お金払って生観戦する価値あり。
・チームバランスの生命線が山口蛍であることを、改めて認識
後半の横浜FC一美選手の決定的チャンスにも、追いかけてプレッシャーをかけたのは山口蛍であった。 驚異の走力はさすが。その分今節では攻撃参加があまりなし。
・サンペールは、左右に散らす見事なパスさばきを披露。
しかし守備が得意でないので、山口蛍のカバーリングがあってこそ、いきいきとしたプレーができていると思う。
・フェルマーレンが出場できなかったのは、チームとしてかなりのマイナス要素でした。彼がいれば、守備は安定していたでしょう。
・古橋選手が4戦連続ゴール! 何度も裏に抜け出す動きを仕掛けて、要約後半74分に得点。
・藤本、郷家は消化不良か。本人達が一番悔しいと思うので、次回のチャンスでは結果を出してほしい。少しプレーに迷いがあるのかもしれない。
・前試合ACLのスタメンからはドウグラス、安井が控えに、フェルマーレンが怪我のため、ベンチ外に。しかし、藤本、郷家、前川と先発させることで、チームの底上げのためには大事なこと。今後に活きるはず。
・横浜FC相手に勝ち点1は、納得のいくものではないが、あれだけ引いた相手になんとか勝ち点1を獲ったことは評価できる。それだけ、今の神戸がリスペクトされているということ。チームビジョンとしてボールを持つサッカーが浸透している証拠。
全体を通しても、質の高いサッカーが観れたと思う。
結果は1-1のドローではあったが、内容的には非常に面白いと感じた。
数年前の神戸では考えられないぐらい、レベルの高いサッカーをしている。
次節に向けて
次節は公式戦連敗中で調子の上がっていない鹿島との対戦。
しかし、今の神戸なら、アウェイであっても、圧倒的なパスワークの質で鹿島に対してもボール支配できるだけの実力はある。
固定した11人でなく、常にその時のベストメンバーで、同じパスワークスタイルのサッカーで、鹿島から勝利をもぎ取ってほしい。
個人的な期待は、藤本、ドウグラスの2トップ。そして古橋をスーパーサブで使うのはどうか。
藤本がボールを持つとブーイングだと思うが、ラッキーボーイが点を取るとチームが勢いづく。
フェルマーレンの怪我の状態が気になる。彼が出場できれば、さらに守備が安定するはず。
そしてさらには初瀬選手にもチャンスを与えてあげたい。成長した姿をみたいものだ。
#古橋4戦連発の予想的中!
PAPIO